月刊「教育美術」

月刊「教育美術」

月刊誌『教育美術』は、創刊以来約80年に渡って日本における美術教育の進歩と振興を目指しています。教育現場の優れた実践や研究を紹介しながら、造形・美術教育の理念を広め、子どもたちが豊かな情操と創造力を育むことができるよう、また指導者が実践をより深めることができるように独自の情報発信に努めています。
美術教育の授業実践レポート、造形・美術教育のトレンドをはじめ幅広い情報を網羅。全国の幼稚園や保育所、小学校、中学校など、造形・美術教育に携わる人々のニーズに合わせた情報を提供する日本唯一の専門誌です。造形・美術教育の貴重な資料として全国の教育委員会、大学の研究室などから購読されているほか、全国の大学図書館などに所蔵され、指導者だけでなく研究者にも幅広く活用されています。

主な内容

<表紙・巻頭口絵> 
全国教育美術展応募作品の中から優秀作品を掲載します
<保育実践・授業実践> 
幼稚園・保育園から小・中学校の授業における取り組みの内容や指導者独自の工夫などを紹介。
<実践報告を読んで> 
美術教育専門家による「保育実践」「授業実践」の感想やアドバイス。
<スクールアート風土記> 
全国各地の先生方に、地域独自のアートや美術教育に関するカリキュラムや行事などを紹介してもらうコーナー。
<特集> 
月替わりでアートや美術教育全般に関する広いテーマを決め、あらゆる視点から美術教育を考えます。
<美術館と学校の連携> 
全国各地美術館が各種学校と連携して行う授業例を紹介します。

2023年6月号 No.972

202306
お面をつくろう
 幼稚園から中学校まで,それぞれの発達段階でのお面づくりの事例のほか,民族学的なアプローチから仮面の意味を考えるなど,様々な側面から「お面」を主題とした造形活動について考えていきます。


【特集】

人はなぜ,仮面を用いて変身しようとするのか
 国立民族学博物館 館長 吉田 憲司

お面のやくわり
 学校法人法輪学園
 認定こども園 ほうりんこころ幼稚園 園長 武田 修子

お面から広がる想像の世界
~主体的・対話的で深い学びのためのお面題材の可能性~
 ぐんびけん(群馬美術教育研究所)

自分の顔を元に,ライフマスクをつくろう!
「フレフレわたし! がんばれみんな!」
 長野県長野市立古里小学校 教諭 長﨑 至宏

不思議なお面 ~思いを込めて~
 神奈川県相模原市立弥栄中学校 教諭 遠藤 光明

仮面コレクションと学校における活動
 不二真直民俗仮面コレクション 主宰
 豊田高等工業専門学校 名誉教授 藤谷 幸弘

似顔絵でつくるお面のワークショップ「わたしたちの顔」
 こども造形研究家
 美術造形教室ぷらすあーと 主宰 こいち りょうじ

※連載情報は詳細をご確認ください。
価格950 円(税込)

2023年5月号 No.971

202305
こんな授業やってみたい
 「いま気になっているテーマでやってみたいことがあるんだけど…」「きっと○年後の未来ならこんな授業もできているのでは?」「かつて行った授業,今ならこんな風にできるのに…」
 本特集では,様々な教歴の先生方に,「やってみたい」授業について語っていただきました。自由な発想で授業について語っていただくことで,これからの授業のヒントになれば幸いです。


【特集】


遊びは未完成のままが楽しい
 常磐会短期大学 教授 平野 真紀

多感覚をわたり歩くなかで,思考する授業を
 群馬大学 教授 郡司 明子

「子供たちの未来」をつくるデザインの授業
 北海道教育大学札幌校 教授 花輪 大輔

新しい「お化け屋敷」づくり
~友達の反応を想像しながら,空間を演出する~
 東京学芸大学教職大学院 准教授 西村 德行

こんな授業いかがですか? ~3つの視点から~
 大阪府守口市立さつき小学校 元校長 福岡 知子

「墨の不思議な世界」をいっしょに体験してみよう
 徳島県 元小学校教員 山本 敏子

子供の周辺と題材ということ
 東京学芸大学 教授 相田 隆司

生徒ととらえる遊びと学び
 都内公立中学校,私立高等学校 時間講師 花里 裕子

ひとときの美術 ~ここの席に座って,受けてみないか~
 山梨県北杜市立明野中学校 元校長 鷹野  晃

大人も,子どもも,感じることから学べる時間を
 岡山大学学術研究院教育学域 教授 清田 哲男

感性を開いて,見えないものを見つめる
―視覚以外の感覚を働かせてつくる―
 福岡県福岡市立春吉中学校 校長 片山 寛詞

カプセルトイを開発しよう!
 広島大学附属中・高等学校 元教諭 森長 俊六

温故知新 沢野井信夫氏の「あそび」を活かした
美術教育の構想(1950−60年代)を現代へ
―身近な材料を使った絵あそび,版画あそび―
 奈良教育大学 教授 宇田 秀士

用語解説

※連載情報は詳細をご確認ください。
価格950 円(税込)

2023年4月号 No.970

202304
いまどきの便利ツール
 GIGAスクール構想がスタートして1年が経ちましたが,まだまだ図工や美術でデジタル・ツールをどう活用したらよいのか悩んでいる先生も多いのではないでしょうか。
 本特集では,図工や美術にICTを取り入れている先生方に,現場でどのように活用しているのか紹介していただき,その効果や課題などについて考えていきます。


【特集】


便利ツールを使用した図画工作科のワークハック
「Microsoft Office365 Education」を中心に
 弘前大学教育学部附属小学校 教諭 八嶋 孝幸

ICTツールを活用した授業展開例
 埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 荒川 祥輝

ツールを活用して新たな見せ方に挑戦
 北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程 教諭 更科 結希

カメラ機能を味方につけよう
 神奈川県横浜市立東山田中学校 教諭 荻島 千佳

一般的な具象絵画の授業におけるロイロノート活用例
 滋賀県高島市立安曇川中学校 教諭 堤 祥晃

ICTを活用した水墨画制作
 新潟県長岡市立南中学校 教諭 岡本 真梨

ICTを活用した妖怪等(妖怪,モンスター,地球外生物)の動画制作
 大阪教育大学附属天王寺中学校 首藤 友子

学びの軌跡をみるために
 福岡県福岡市立城西中学校 教諭 田川 健太

授業に取り入れやすいICT活用
 埼玉県立総合教育センター 教育DX担当 指導主事 内田 考洋

ロボット教材の選択は慎重に無料貸し出しも視野にいれて…
 北海道教育大学教育学部函館校 教授 橋本 忠和

数学的なアイデアを
形づくりのおもしろさにつなげていく「しきつめ君」
 愛知教育大学 数学教育講座 教授 飯島 康之

資料「いまどきの便利ツール 用語解説」

※連載情報は詳細をご確認ください。
価格950 円(税込)

2023年3月号 No.969

202303
「造形遊び」をめぐって
 今回の特集号は、「造形遊び」に関する論説や実践報告、中学校美術科のつながりなどを紹介するほか、毎号掲載の「保育実践」、「小学校授業実践」も関連する内容になっています。
 幼稚園から中学校までの多様な「造形遊び」のまわりをめぐり、今後の実践の参考にしていただければと願っています。


【特集】

造形遊びの充実に向けて
 文化庁参事官(芸術文化担当)付教科調査官
 文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官
 国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官
  小林 恭代

造形遊び四方山話 ~学習指導要領の変遷と教科書題材の変遷から~
 鳴門教育大学大学院 教授 山田 芳明

形と色っておもしろい!
~カラーカップとペットボトルキャップの造形遊び~
 佐賀大学教育学部附属小学校 教諭 島﨑 智朗

図画工作科におけるICTの活用 ~教師の想像を超える子どもの力~
 京都府京都市立安朱小学校 教諭 服部 真実

自分の表現の価値を知ることで、つくりだす喜びを味わう子供を育てる
 埼玉大学教育学部附属小学校 教諭 坂井 貴文

「造形実験」 その理論と実践
 武蔵野美術大学 教授 三澤 一実
 埼玉大学教育学部附属中学校 教諭 小西 悟士

※連載情報は詳細をご確認ください。
価格950 円(税込)

2023年2月号 No.968

202302
第82回 全国教育美術展 作品集
~子どもたちの学びから生まれた絵~

 2022年10月31日に応募を締め切った「第82回 全国教育美術展」。約10万点の応募作品の中から、全国審査員が推奨する作品109点を掲載。作者(子ども)と指導者(先生)の言葉を併せて紹介します。
 また誌上で特選者および学校賞、特別支援学校賞も発表いたします。そのほか選評「全国審査員からひとこと」なども掲載します。


【特集】

担当理事よりごあいさつ/全国教育美術展の歩み

第82回 全国教育美術展 概要

第82回 全国教育美術展 受賞校一覧

全国学校賞・特別支援学校賞 受賞校紹介

第82回 全国教育美術展 作品集

全国56地区・海外日本人学校・特別支援学校の審査

全国審査員からひとこと
 東 尚典、石丸 良成、伊藤 裕子、大城 直也、大坪 圭輔、
 加藤 修、金子 光史、栗山 誠、小林 恭代、佐藤 利行、
 髙橋 由香、玉川 信一、照沼 晃子、平田 朝一、平田 智久、
 仏山 輝美、堀井 武彦、本田 妙子、松山 明、吉田 貴富

特選者名簿
価格2,100 円(税込)

2023年1月号 No.967

202301
立体造形にいどむ
 本特集では、彫刻家としても活動されている群馬大学の林 耕史先生に、彫刻の魅力について語っていただきます。
 また、実践事例では、自然環境をいかして他教科と関連づけた作品づくりを行う活動(小学校図画工作)や、思いを形に表現する活動(中学校美術)、3Dプリンターを使った事例(高校美術)などを通して、立体で表現することについて考えていきます。


【特集】


立体をつくる、自分をつくる、未来をつくる
 彫刻家・群馬大学 教授 林 耕史

見えないものを想像して ~ほりだしもの~
 東京都八王子市立片倉台小学校 教諭 落合 楓

総合学習と関連付けて形埜の自然を立体で表現する
 愛知県岡崎市立形埜小学校 教諭 大竹 紗弥加

「思いが伝わる立体表現」 ~夢や希望を運ぶ動物を創造する~
 長野県安曇野市立堀金中学校 教諭 渡邊 香苗

3Dプリンタで立体をつくる、その現在地と実践
 山形大学 産学連携 准教授 臼井 昭子

レポート
 第59回 造形おかざきっ子展 開催
 園児から小中学校の児童生徒まで、全おかざきっ子の作品が並ぶ
 歴史ある野外造形展が3年ぶりに復活!

 3年ぶりに再開された第42回 造形「さがみ風っ子展」を振り返って
 報告:遠藤 光明(相模原市立弥栄中学校 教諭)

※連載情報は詳細をご確認ください。
価格950 円(税込)

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