教育美術・佐武賞

教育美術・佐武賞について

 「教育美術・佐武賞」は、公益財団法人教育美術振興会(当時:財団法人教育美術振興会)の初代理事長として、長い年月ひたすら美術教育の振興に心をくだき、生涯をかけて大きな力を尽くされた佐武林蔵先生(昭和43 年没)のご寄付によって、昭和41(1966)年に設立されました。
 現場の先生方の実践に光をあてることにより、子供と共につくりあげた優れた授業を広め、指導者の育成と、図画工作・美術科教育の発展に貢献することが本賞の狙いです。そして現場の先生方が日々の実践の悩みから見出した課題や、新学習指導要領の中から見つけた課題などを解決するために、どのような実践をしているかを大事にしています。
 本賞が契機となって、学校現場における実践活動が活性化し、研究の輪が一層広がることを願っています。

受賞者一覧

第1回からの受賞者一覧は次の通りです。
論文については、第46回から第58回までを公開しています。

第58回 教育美術・佐武賞

202308_kajikawa
〈題名〉
特別支援学級における,子供の「思いをいかす」環境構成の在り方と授業づくり

〈執筆者〉
梶川 明子 (かじかわ・あきこ)
勤務先:山口県岩国市立愛宕小学校 教諭 (応募当時)
出身校:山口大学 教育学部 学校教育教員養成課程 美術教育

第58回 教育美術・佐武賞 佳作賞

202308_murashige
〈題名〉
他教科領域や地域と連携し,子供がつくりだす喜びを味わう学習展開の在り方
~コロナ禍で表す「海」と「いのち」~

〈執筆者〉
村重 仁美 (むらしげ・ひとみ)
勤務先:山口県下関市立養治小学校 教諭 (応募当時)
出身校:信州大学 教育学部 学校教育教員養成課程 芸術教育専攻美術教育分野

第56回 教育美術・佐武賞

202108_hanawa
〈題名〉
子供が絵に表す意味と指導のあり方に関する研究
―量的な基礎研究を根拠とした法則化による描画指導法の検討―

〈執筆者〉
花輪 大輔 (はなわ だいすけ)
勤務先:北海道教育大学(札幌校) 准教授 (応募当時)
出身校:北海道教育大学大学院教育学研究科
    教科教育専攻 美術教育専修(美術科教育)

第56回 教育美術・佐武賞 佳作賞

202108_nishizawa
〈題名〉
生徒の主体的な社会参画意識と創造性を育むプロジェクト型学習カリキュラムの実践と検討

〈執筆者〉
西澤 智子 (にしざわ さとこ)
勤務先:香川県立高松東高等学校 教諭 (応募当時)
出身校:京都精華大学美術学部造形学科日本画科
    香川大学特殊教育特別専攻科

第55回 教育美術・佐武賞

202008_nagamatsu
〈題名〉
美術がつなぐ、子ども・地域・学校
~学校現場が模索した教科融合型学習の試み~

〈執筆代表者〉
永松 芳恵 (ながまつ よしえ)
勤務先:大分県臼杵市立佐志生小学校 教頭 (応募当時)
    前任校:大分県津久見市立第一中学校 教頭
出身校:大分県立芸術短期大学美術専攻科
    大分大学大学院教育学研究科

〈共同研究者〉
藤井 康子 (ふじい やすこ)
勤務先:大分大学 准教授(美術教育分野) (応募当時)
花坂 歩 (はなさか あゆむ)
勤務先:大分大学 准教授(国語教育分野) (応募当時)

第55回 教育美術・佐武賞 佳作賞

202008_okamoto
〈題名〉
表現力を高めるための「対話的な活動」の工夫
―ピクトグラム制作を通して―

〈執筆者〉
岡本 真梨 (おかもと まり)
勤務先:新潟県長岡市立南中学校 教諭 (応募当時)
出身校:大分大学教育学部 中学校教員養成課程美術専攻

第55回 教育美術・佐武賞 佳作賞

202008_tsutsumi
〈題名〉
「深い学び」に繋がる中学校美術科の授業
~造形要素と制作過程を軸にした授業改善と実践~

〈執筆者〉
堤 祥晃 (つつみ よしあき)
勤務先:滋賀県高島市立安曇川中学校 教諭 (応募当時)
出身校:滋賀大学教育学部

第54回 教育美術・佐武賞 佳作賞

201908_miyata
〈題名〉
造形的な見方・考え方を働かせ、自分らしく表現する生徒の育成
~造形的な視点に基づいた思考の力を高める指導過程の工夫~

〈執筆者〉
宮田 栄子 (みやた えいこ)
勤務先:岐阜県 岐阜市立陽南中学校 教諭 (応募当時)
出身校:岐阜大学 教育学部 美術工芸学科

当サイトで提供している記事・画像などの著作権、その他の権利は、原則として当会に帰属しています。
これらを無断で使用、改変等することはできません。
123