月刊「教育美術」
月刊誌「教育美術」
豊かな情操と想像力をはぐくむよう、教育と美術をお届けする、月刊誌です。
2026年1月号 No.1003
啐啄同時 ~子どもの主体性を生かした指導のあり方~
「啐啄同時」(そったくどうじ)とは禅宗の用語で,雛鳥が卵の中から殻を破ろうと内側からつつくこと(啐)と,親鳥がそのタイミングに合わせて外側からつつくこと(啄)で,「絶好の好機」を表す言葉として教育や人との交流などの場面で使われます。
今回は,子どもの主体的な学び(啐)と,それを引き出す教師の指導のあり方(啄)を,さまざまな事例から考えていきます。
【特集】
子供の主体性 ―教師の指導とまなざし
武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所 客員研究員 奥村 高明
子どもの「気づき」を生み出す造形環境
和歌山県和歌山市立楠見小学校 教諭 西原 有香莉
やってみたい心に届く対話 ―子ども一人一人に応じた教師の関わり―
群馬県邑楽郡千代田町立西小学校 教諭 富山 亜紀穂
美術における個別最適な学びを考える
東京都国分寺市立第一中学校 美術科教諭 小林 奈央
知的障害のある生徒とつくる鑑賞と表現の学び ―啐啄同時が支える「気づく・伝える・ひろがる」授業―
大阪府立豊中支援学校 教諭 花田 知恵
KYOUBIタイムカプセル
「幼児の作品から」 (1972年4月号より)
東京芸術大学 教授 桑原 実
十文字学園女子短期大学 教授 林 健造
資料
〔編集部選〕教育に関する四字熟語
【連載】
第84回全国教育美術展特選作品より 作品紹介
【シリーズ 乳幼児はすごい! 80】
小さな羽がつないだ心(2)
学校法人あゆみ学園 あゆみ幼稚園 教頭 乾 杏里沙
教美アートギャラリー (第40回)
山梨県立博物館 館長 守屋 正彦
[保育実践]
動物園から広がる世界
学校法人小沢学園 南八幡幼稚園 ゆり組担任 木浦 加恵
《実践報告を読んで》 十文字学園女子大学 教授 名達 英詔
[授業実践] 小学校 〈第4学年〉
個性を豊かに表現する造形活動 ―生きて働く知識及び技能の習得と活用を大切にして―
愛知県名古屋市立明正小学校 教諭 大島 聖矢
《実践報告を読んで》 畿央大学 教授 西尾 正寛
[授業実践] 高等学校 〈第1学年〉
ビジブルシンキングと3Dスキャン技術を活用した鑑賞・制作教育 ―本物との対話から生まれる創造性―
三重県立飯野高等学校 教諭 森本 彩
《実践報告を読んで》 京都市立芸術大学 客員教授 東良 雅人
文献紹介
書籍名:戦後日本の美術教育学の制度基盤の成立 ―教員養成大学・学部における成立過程―
著 者:有田 洋子
紹介者:小松 佳代子(長岡造形大学 教授)
読者のひろば
研究会への招待
「児童造形教育研究会の活動 ~実技研修からこれからの造形教育を考える~」
執筆:清水 一成 (児童造形教育研究会運営委員 / 東京都世田谷区立船橋小学校)
〔レポート〕
● 第62回 造形おかざきっ子展
報告:青木 貴之(岡崎市立六名小学校 校長)
● 第45回 造形「さがみ風っ子展」
報告:遠藤 光明(相模原市立弥栄中学校 教諭)
EDITOR'S PICK UP
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教美インフォメーション(研究会・イベント情報)
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