月刊「教育美術」
月刊誌「教育美術」
豊かな情操と想像力をはぐくむよう、教育と美術をお届けする、月刊誌です。
2024年6月号 No.984
あなたも授業研究していますか?
美術教育においては,これまでさまざまな「授業研究」がなされてきました。今回あらためて「授業研究とは何か」,その意義と課題について多様な視点から考えるなかで,実践を記録する「ドキュメンテーション」,「子供との対話」,「デザイン思考のプロセスを参考にした授業改善(EDIPT※)」についての実践事例,さらに子供の成長に焦点化した研究協議会のあり方や授業研究における指導案のあり方などについて提案・紹介していきます。
※EDIPTは,Empathize:ユーザーへの共感,Define:問題の焦点化,Ideate:アイデア創出,Prototype:プロトタイプ製作,Test:プロトタイプのテストという5つのステップを踏んで問題解決を目指すデザイン思考のプロセスのこと。
【特集】
アート教育における授業研究
東京大学 名誉教授 佐藤 学
図画工作・美術科の授業研究
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授 大泉 義一
ドキュメンテーションを取り入れた保育
早稲田大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻 海沼 恭史
子供との対話 対話を通して子どもの「表したい」を引き出す
横浜市教育委員会事務局 指導主事 長谷川 聡
「自分の授業を謙虚に考察するための手立てを探る ~毎日の授業研究・記述からの見とり~」
毎日の授業研究・実践記録のまとめかた
東京都国立市立国立第一中学校 指導教諭 長尾 菊絵
子どもを主語にして語り合う事後協議会の創造 ~「その子にとって,一番大切な場面や出来事は何か?」~
滋賀大学教職大学院 教授 青木 善治
よりよい授業をつくるための「たたき台」 ~授業研究における指導案の意味~
東京学芸大学教職大学院 教授 西村 德行
【連載】
第83回全国教育美術展特選作品より 作品紹介
【シリーズ 乳幼児はすごい! 64】
素材や用具と対話しながら,関わり方を確かめ,活動を広げていく。
関西女子短期大学 教授 宇津木 七実
教美アートギャラリー (第22回)
富山県[立山博物館] 学芸課 主任 瀧川 織恵
[保育実践]
ぼくのすきなこと ~一人の「やりたい」から始まる遊びの世界~
学校法人野原学園 のはら幼稚園 幼稚園教諭 中山 恵美子
《実践報告を読んで》 美作大学短期大学部 幼児教育学科 教授 中田 稔
[授業実践] 小学校 〈第6学年〉
図画工作科におけるアートカードを活用した鑑賞教育
北海道教育大学附属函館小学校 教諭 船橋 昂己
《実践報告を読んで》 東京家政大学 教授 岡田 京子
[授業実践] 中学校 〈第2学年〉
“痕跡アート”の鑑賞 ~表現の多様性と作品の解釈を広げよう~
大阪教育大学附属平野中学校 教諭 森岡 輝次
《実践報告を読んで》 京都市立芸術大学 客員教授 東良 雅人
文献紹介
① 東良雅人・竹内晋平/編著
『中学校美術「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価完全ガイドブック』
② 竹内晋平・東良雅人/編著
『評価事例&ワークシート例が満載!中学校美術新3観点の学習評価完全ガイドブック』
(京都市立芸術大学 教授 飯田 真人)
〔レポート〕
● 第46回美術科教育学会 弘前大会 大会報告
報告者:佐藤 絵里子(第46回美術科教育学会弘前大会実行委員長/弘前大学准教授)
第十四回「全国学校図工・美術写真公募展」授賞式
「第46回全国海の子絵画展」特別賞入賞者28人を発表
第48回 全日本こども美術大賞展
ぼくの絵わたしの絵展「いいね!」カードセレクション②
教美インフォメーション(研究会・イベント情報)
価格
950 円(税込)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
カテゴリー
年間購読のお申込み
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年