月刊「教育美術」
月刊誌「教育美術」
豊かな情操と想像力をはぐくむよう、教育と美術をお届けする、月刊誌です。
2019年12月号 No.930
工芸教育を考える
「工芸」という概念は、明治初期に「美術」という概念が誕生した時期につくられ、意味や内容を変えながら学校教育の中に位置付けられてきた。
「工芸」には「素材」「用具や技法」「目的や機能を考えた制作」「使う人への心遣い」「伝統文化」など、様々な学びの要素が集約されている。とりわけ目的や意図を基に発想や構想をし、それを形に実現していくプロセスには、感性と論理的な思考が求められ、これからの学校教育において大きな期待が寄せられる。
ここでは、小・中・高の実践や、作家へのインタビューなどを通して工芸教育を考える。
【特集】
工芸教育を考える
環太平洋大学 教授 村上 尚徳
「花に心をこめて」―和紙を生かして― ~小学校4年生の実践より~
京都府 京都市立西京極西小学校 教諭 平川 洋子
お・も・て・な・しの器 ~使う目的や使う場面を考えた工芸の授業~
埼玉県 朝霞市立朝霞第五中学校 教諭 飯田 成子
浦和高校の工芸
埼玉県立浦和高等学校 芸術科工芸 教諭 原島 秀行
【自在置物作家・満田晴穂氏インタビュー】
ガラスの向こう側にあった「伝統工芸」が
自分と接点があることに感動して―
インタビュアー:環太平洋大学 教授 村上 尚徳
造形師という仕事
株式会社海洋堂 造形師 松村 しのぶ
学校陶芸おすすめガイド
【連載】
第78回全国教育美術展特選作品より 作品紹介
【シリーズ 乳幼児はすごい!31】
「やっていい?」から「やってみたい!」へ
立教女学院短期大学 幼児教育科 専任講師 池田 純子
スクールアート風土記Vol.29
大阪府 守口市立梶小学校 校長 丸山 宗久
[保育実践]
こいのぼりづくりから劇あそびへ
~子どもの思いを受けとめ、主体的な活動に拡げる~
社会福祉法人慈紘園 慈紘保育園 保育士 菅沼 菜摘
《実践報告を読んで》
神戸松蔭女子学院大学 教授 奥 美佐子
[授業実践] 小学校 〈第1・2学年〉
造形遊びにおける子どもの姿を分析的に捉え、豊かな活動に生かす
鹿児島大学教育学部附属小学校 教諭 濵﨑 昇平
《実践報告を読んで》
東京都 墨田区立業平小学校 指導教諭 南 育子
[授業実践] 中学校 〈第2学年〉
「アートと言葉」~「色」をテーマとした教科融合型学習への挑戦~
大分県 津久見市立第一中学校 教頭 永松 芳恵
《実践報告を読んで》
奈良教育大学 准教授 竹内 晋平
〔レポート〕
●繊維業界の老舗・豊島株式会社が今年も寄附金付き商品で
教育美術を応援!!
●第5回 図画工作科実技研修講座
教美インフォメーション(研究会・イベント情報)
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